水かぶり


以前、お天気の話をしましたが・・・ >> 上溝夏祭りとお天気 上溝夏祭りはその季節柄、渡御中に夕立に見舞われることがしばしばあります。しかし、雨に打たれるとどういう訳だか担ぎ手のテンションはグッと上がります。平成19年には、夜間渡御の後半にゲリラ雷雨に見舞われて、急遽渡御が打ち切りとなった伝説の年でした。激しい雨と凄まじい落雷、弓張提灯はほとんどが消えてしまい、来場客も早々に退散と相成りましたが・・・

上溝駅前通りを駅方面に進み、本町さんと初めて連合で神輿をもんで、一本締めを行った様子です。この辺りからバケツをひっくり返したような雨脚となり、落雷の勢いがさらに増したのですが、それに比例して担ぎ手のテンションも上がり始め、自分たちの渡御だけでは飽き足らず、五部会と本町さんの神輿間を他の町会の神輿が通過するたびに大声援。町会の垣根を越えて上溝夏祭りが大いに盛り上がりました(これをきっかけに翌年から本町さんとの連合渡御が本格化しました)。

深川祭りは別名「水掛け祭り」とも呼ばれますし、博多祇園山笠には「勢い水」がつきもの。祭りによって様々な言い伝えがあるようですが、祭りでの水かぶりは、熱き体を冷ませど気持ち・気合を高揚させる不思議な効力があるようです。