神輿の担ぎ棒ですが、今年から組み方を変えることになりました。
これまで担ぎ棒の組上げは、金物で固定して白の晒(さらし)で化粧していましたが、今年から神輿本来の組上げ方とも言える紐による「箱結び」に変更することにしました。何分箱結びは初トライということで、ぶっつけ本番と言うわけにもいきませんので、経験のある役員のお手本にならって練習を行いました。金物を使えば確実に固定できますが、渡御中は担ぎ棒に大きな力がかかり、最悪の場合折れてしまうこともあります。紐による締め上げ固定であれば、余分な力を吸収してくれますので、担ぎ棒や神輿にとっても優しい固定方法。ともあれ渡御中に緩んでしまっては危険ですので、しっかりと締め上げていく練習を繰り返し行いました。
五部会の神輿の場合、神輿本体を台輪(土台)の下に親棒を通す輦台式と呼ばれるスタイルとしているので、通し棒・トンボ(親棒と脇棒を結ぶ横棒)・親棒の3本を固定しなければなりません。ここの箱結びは締め上げる方法を慎重に検討しました。
何とか締め上げることができました。見た目にも綺麗に締め上げる必要がありますので、紐の長さや太さ、細かい紐の取り回しなどを工夫して、稽古を重ねていきたいと思います。