鳳凰 その1


Staff Blog 最初の話題は、やはり天辺から・・・。

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一般的に神輿の天辺には鳳凰や擬宝珠(ぎぼし)などが取り付けられますが、五部会の神輿は鳳凰が鎮座しています。鳳凰は古来中国から伝えられた霊鳥で、様々な言い伝えがあります。中国の古書物には、頭は蛇、首は鶴、背は魚、腹は鼈(すっぽん)、尾羽は魚の尾ひれ、前半身は鴻(ひしくい)に似ているなどの記述があり、一説にはそれらの現世に存在する動物がまじり合った空想のおめでたい鳥と考えられています。中国や日本など東洋において建築物の装飾などに用いられ、京都 金閣寺の天辺に鎮座している鳳凰は有名です。

五部会の大人神輿の鳳凰は尾羽が下に垂れる関東型(尾羽が上がるものは関西型)の鳳凰です。大きくて、とにかく重い・・・。あれだけの大きさの鉄の塊なので重くて当たり前ですが、神輿天辺の露盤まで持ち上げるのも数人で掛からねばならず苦労します。一体何kgくらいあるのか? 測ってみたいところではありますが、神様を重い・軽いと論じるなどご法度千万。ゆえに鳳凰様の体重は謎のままなのであります。