本年の上溝夏祭り その1


東北地方太平洋沖地震の発生から3週間が経ちました。あまりにも大きな犠牲と被害、まだしばらく続くであろう避難生活、さらに原発の問題・・・。犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、苦しい避難生活を強いられている皆様に、重ねまして心からお見舞いを申し上げます。

さて新年度を迎え、本来であれば上溝夏祭りに向けた動きが本格化しますが、今年はやはり祭礼の開催そのものが不透明と言わざるをえません。東京では5月に開催予定だった三社祭や8月に開催予定の花火大会も中止が決定しています。他にもスポーツや文化活動の多くが開催の中止や延期の動きが多く見られます。直接被災された方々への配慮は言うまでも無く、電力不足・計画停電の影響なども想定され、満足に開催できる状態とは言い難いのも事実です。反面、過度の自粛ムードによる経済停滞が復興の遅れに繋がりかねないという懸念が指摘されているほか、祭礼=祝い事であり不謹慎であるという見方がある一方で、多くの来場が見込める行事・イベントなどでは復興支援に繋がる大規模な計画を実施することも十分可能という見方もあります。福岡県の「博多どんたく」はメインテーマを九州新幹線開業から東北地方の復興支援に切り替えて、5月に予定通り開催されるとのことです。

い組神輿連でも復興支援に関する直接的チャンネルを有しており、それを最大限生かしたいと考えているのですが、祭礼が開催され皆様からの協力を得ることができて初めて支援が実現するものであります。これより各自治会・相模原市などで検討が行われるものと思いますが、今後の動きを注視していきたいと思います。