お祭りから早くも1週間となりますが、今年のお祭りであったちょっとイイ話。
毎年五部会の神輿を担いでいるA君。五部会の知人に誘われて渡御に参加してきた当初は別の地区に住んでいましたが、五部会の神輿に惚れ込んでしまい、なんと域内の田中地区に引越し。現在では渡御だけでなく宵々宮の支度や本宮翌日の片付けにも手を貸してくれるほど、五部会をこよなく愛してやまないイイやつ。
そんな彼、今年の本宮の午前中に「ちょっくら失礼します」と言い残してしばらく消えてしまいました。一体どうしたん？と思っていたら、夕方に渡御に戻ってきて一言。
「産まれました！」
なんとご懐妊中だった奥様が無事長男を出産されたっていうじゃありませんか！！ 神輿場から急ぎ自宅に舞い戻り、袢纏姿のまま陣痛が始まった奥様を病院に連れて行き、そのまま出産に立ち会ったそうです。祭禮本宮というお目出度い日に生を授かる･･･ガチで「神ってる！！」
鯉口姿で産まれたばかりの神童を抱っこする姿、なんだかカッチョイイぞ、コノヤロー！！ 無事産まれた後は、旦那が病院に残ったところで何の役にも立ちゃしない･･･ってことで病院を追い出され、渡御に戻ってきて担ぎ手仲間に出産報告。拍手喝さいでした。今日から「お姉ちゃん」となった長女の手を引き連れ神輿を担ぐA君、例年以上に晴れやかな表情だったのが印象的で、幸せをお裾分けしていただきました。
改めまして、ご子息のご誕生おめでとうございます。健やかなるご成長を祈念いたします。大きくなったら、是非親子で五部会神輿を担いでくださいませ。
