今年の祭禮 ちょっとイイ話 その2


お祭りから早くも2週間となりますが、今年のお祭りであったちょっとイイ話 その2。

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平成28年 五部会 小人神輿

今年の五部会 小人神輿です。少し前までは少子化の影響を受けて渡御に参加する子供たちが減少し、少し寂しい渡御が続いていたのですが、近年は運営されている五部会役員・3自治会のこども会役員の皆さんの様々なご尽力で、ご覧の通り担ぎ棒が埋まるほど子供たちが戻ってきてくれました。特に今年の渡御は盛り上がりを見せ、大人神輿を上回る数の神輿もみを随所で披露していました。

小人神輿は式典後に大人神輿と別れた後に商店街を一廻りして、大人より早く18:00には宮入となるのですが、今年の宮入後にこんな出来事があったそうです。

「本当に楽しかった! もっと担ぎたいよ!!」
「お祭り、終わっちゃった・・・」
「俺たち6年生は今年で最後。来年担げない・・・」

小人神輿は今年で最後となる6年生たちが、なんと涙を流しながら名残を惜しんでいたそうです。その話を小人神輿の役員さんから聞かされた神輿連会長と小生、思わずホロホロともらい泣き・・・

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昭和57年 五部会 小人神輿 (ハナを取る2人が・・・)

と言うのも、会長と小生(同級生なんです)も、6年生の時に同じような経験をしておりました。当時も小人神輿の宮入は18:00でしたが、宮入後に「これでこの小人神輿を担ぐのも終わり・・・」と思った瞬間本当に寂しく名残惜しさでいっぱいになり、最高潮に盛り上がる歩行者天国の通りに2人で舞い戻って必死に五部会の大人神輿を探し、水浅葱の化粧紐が掛かった神輿を見つけ、最後まで後をついて歩いていました。「来年からこの大人神輿だな!」と2人で話したことを今でもハッキリ覚えています。

この出来事、今から34年前の昭和57年=前回の大人神輿大改修が行われた年のお話であります。今年の6年生の話を聞き、「歴史は繰り返す・・・」と感じずにいられませんでした。

渡御に参加してくれた6年生の皆さん、来年は大人神輿で待っています。背が届くかわからないけど、我々も中1の時は必死に背伸びして大人神輿を担ぎました。是非参加してください!(お父さん・お母さんに「五部会」の袢纏をオネダリしてくださいまし。)
そして、もっと大きくなったら我々の赤袢纏を是非とも受け継いでもらい、五部会・神輿連をより一層盛り上げてくれることを期待しています!!